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2006年6月30日 (金)

変ですよ、昔に転げ落ちる

 社会保険庁の職員が、休日に職場から遠く離れた自宅の近くで、共産党のビラを配布していただけで有罪になりました。十日間も公安警察(憲法に保障された思想をを取り締まる部署)が尾行して、カラオケに行くところまでビデオに撮って、一般の人もそのビデオに写っています。皆の税金で国民の私生活まで監視して、何か犯罪をしないか、何か法律違反をしないか。それも1人や二人の公安警察官でなく、多数の公安警察官がビデオに写っていました。東京地裁は十万円の罰金を言い渡しました。国家公務員法違反。
 毛利裁判長はこお云いました。「ビラ配布が職務と無関係で、行政の中立性を侵害していない。」「公務員の政治的行為弊害は、直接、具体的なものにとどまらず、累積的、波及的効果を考えざるをえない」具体的根拠を示さず「公務員の政治的行為が自由に放任されると、公務員の政治的中立性が損なわれ、公務の運営に党派的傾向を招くおそれがあり、行政の中立に対する国民の信頼が損なわれかねない」。
 最初に書いたように行政の中立性を侵害していないと認定しながら、仮定に仮定を重ね政治的行為禁止に「利益」があると断じたのです。公務員の政治的中立性を云うならば、公務員である公安警察官の政治的中立性はどうなのか。公党である共産党員の行動を、何日間も監視することは中立なのか?公安警察は、自民党の監視もしているのか。公安警察の実態こそ明らかにすべきではないでしょうか。学校の校長先生も公務員です。その中には、国旗国歌法の決まりでないことを、教師に押し付けて、処分している人もいます。これらは問題にならないのでしょうか。今の国の政策を批判する者だけを犯罪者にする現実に戦慄を覚えます。かつて日本はそうして戦争に突き進んだのです。同じ過ちを絶対繰り返させてはいけないのではないでしょうか。

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