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2006年8月18日 (金)

戦後61年経っても

 戦後61年、未だに乗り越えられない歴史の事実。こんな国珍しいと思います。
自虐史観論。植民地解放論。GHQ押し付け論。靖国史観と同じ次元の話しですが、ヨーロッパドイツと比べると、ひどいものです。
国民的議論がなされずに来た事がおおきな要因だと思いますが、その中で大きな要因はアメリカの変質だと思います。現在の自民党が、党是に憲法改定を目的に載せて成立したことがその証拠です。ファシズムと闘った連合国の一つ、アメリカは1949年の中華人民共和国の成立をまたずに、その直前から日本に対する立場をかえました。反共の砦としての使い道を選びます。それ以前に自虐史観論も、植民地解放論も在りませんでした。GHQ押付け論にいたっては、戦前から日本のおこなっている戦争は侵略戦争だと言っていた人びとが、あの激しい弾圧の中でさえいた事実が反証しています。その為に殺されたり、獄中に放り込まれた事実が厳然として記録に残っています。GHQ押付け論はまず除外です。
 では植民地解放論はどうか。こんな主張も明治政府の記録をみれば、単なる想像論でしかないことは明らかです。当初から、アジアに植民地を持って、欧米列強国と対等になろうと言う事を主張していました。そこで、後からこんな陳腐な意見が出来ます。みんなアジアの国々が、その後独立したではないか。それは日本の戦争のお陰だ。この意見の面白いところは、そうですね。こんなふうに言い換えられます。「俺達が君達の所を植民地にしていたからこそ、君達は後から独立国に成れたのだ。感謝したまえ」。
 20世紀は激動の時代でした。二つの世界大戦を経験し、世界中で、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで、どんどん独立国家が誕生した世紀でした。日本が侵略した国ぐにだけではありません。そこの国民を殺しながら、脅しながら独立を助けた国なぞ世界中どこを探しても在りません。独立は、その国の国民の長いながい闘いと犠牲で勝ち取ったものです。日本のお陰なんて話しは、それ自体が昔の日本そのままのような不遜な態度です。

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