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2006年8月19日 (土)

人脈気、朝日新聞の記事に

 8月19日朝日新聞夕刊。一面の連載記事に戦争 未完の裁き(9) 無罪論。パルに思い重ね 
こんな記事が載っていました。東京裁判の判事は米英等から選ばれた11人の判事で、インドの法学者ラダビノッド・パルもその1人で、唯一日本の「全員無罪」を主張した方だそうです。その方の意見は朝日新聞によると、
「勝者が後から決めたルールで敗者を罰することは許されない」。
 このパルさんの意見が、今現在の日本の新しいナショナリズムの積極的根本になっています。
 では、パルさんの育ったインドの状況からお話ししましょう。当時パルさんの国インドはイギリスの植民地でした。
その時代に育ったパルさんが法学者に成れたのも、一定の生活条件が、それも普通の人よりも優位な生活条件が整っていたことを私は思います。私は仕事で若い時、インドに暫く滞在しましたが、ちょっと話しが飛びますね。東南アジア、フィリピン、インドネシア、シンガポールそして一番永くインドを旅しました。インドがまた行きたい所ですが差別の激しい国だという印象を持っています。経済的にも、社会的にも。パルさんは朝日新聞では、「西欧列強国に対してアジアが対抗することは素晴らしい」というような意見を言っています。
 では私は思うのですが、勝者以外の人間の、私的にいえば階級の決めたルール、法律ですよ。そんな物在りますか?敗者が決めた法律なんか在りませんでしょ。パルさんはインドのその時代の勝者が決めた法律の元で、ご自分は法学者に成れたのです。その時代を支配する階層は必ず在るし、その階層しか法律なんか制定出来ません。インドは今でもカースト制度の国です。
 そのパルさんの意見に感動している日本人は、自分で陥った自虐史観とやらを、否定してくれる何かの存在を求めているだけです。

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