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2006年10月 1日 (日)

教育再生とは 2

 教育の目的を品格ある国家を作るためとしています。
 その為の人材作りなのです。
 全然こどもの成長や、人格の完成は関係ないのです。

 教育の目的を、国家の人材作りにしてしまっては、
 時の政治権力者の思う国家像にいちいち左右されてしまうわけです。
 その反省から出来た教育基本法と対極に在る主張です。

 近・現代史は大体の学校で時間が無くなり、サーット通り過ぎてしまうのが現実ですが、
 もしその時、授業の時ですが、基本法は、これこれこう云う日本の犯した歴史の中から、その反省に立って、
 出来上がってきたのですよ、と、ちゃんと当時の政府と文部省が、基本法を徹底していれば、先生たちも教えら れたし、学ぶことの面白さをこども達が掴むことが出来たと思います。

 50年以上に及ぶ政治が、実際には日本の近代史を、国際的には決着しているにも関わらず、否定する作用をし て来たからこそ、安倍首相の様な考えが生まれるのです。
 基本法は守られてこなかった証拠です。

 基本法には学ぶ大切さが書かれています。
 でも、競争とは無縁のこととされています。
 
 安倍首相は、教育再生の中で、規律ある人間の育成と云い、全ての子どもに高い学力と規範意識をつける
 機会を均等に云々。

 必ず規律とか規範が付随します。

 教員の質の向上の為、免許更新制度を作る。(目線がこどもではなく、上司に向かいます)
 
 学校同士が切磋琢磨して質の高い教育の為、外部評価を導入する。

 怖いですね。誰が評価するのでしょう。
 一方こんな事も云います。

 学校の区割りを無くし、何処に行くか、親が決められるようにする。
 評判の良い学校に人気が集まり、評判の良くない学校にはこどもが集まらない、こうなりますね。
 例えば皆同じ程度によく出来ても、全員は受け入れられません。ここに差が出来ます。
 
 こどもの少ない学校には予算を減らす主張もしています。
 これも英語で教育バウチャー制度です。
 今までは、40人学級として、クラス数で予算を配分していましたが、今度は子どもの数。
 そうすると、今まで50人しかいない学校でも、80人子どもがいる学校でも、二クラス分の予算が在りましたが、
 今度からは子どもの数で決まりますから、大きな差が出来るのです。

 例えば過疎地の学校では六人、七人という例も在ります。
 もうやっていけなく成ります。

 理念として云った事が、政策提案では逆なのです。
 だって、全ての子どもに高い学力と云っていたでしょ。
 それが、もう 差 を生み出すのです。

 この差は地域差別と所得差別に繋がります。

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