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2006年11月21日 (火)

梅原猛さんの「教育基本法(改正)になぜ反対か」

 自民党、公明党の強行採決に「何を考えているのか」と怒りを覚えます。私は教育基本法の改正に反対です。
 その理由は、これまでも書いてきたことですが、現行の教育基本法は、日本人が世界に通じる自由な人間とし  て生きていくための教育のあり方を説いていますし、日本語としても立派なものです。

 ところが改正をとなえる政治家は、伝統を尊重する精神が語られていないといいます。私は伝統を大事にするこ とは、いいことだと考えています。いまの教育基本法を基本にしてその伝統を大事にすることはできると考えま  す。

 国を愛するということは、しっかりした人間をつくればできる。しっかりした人間をつくるには、道徳・思想を復興さ せなければなりません。その道徳は、戦前に私達が教えられた忠君愛国ではいけません。

 天皇は「現人神」で、日本はその神が統治する神の国であって、天皇と日本国への忠義が一切の道徳に優先  するという思想が無謀な十五年戦争を始め、何千万人のアジアと日本の人々をむなしく死にいたらしめたので  す。

 明治時代に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)がおこなわれて、日本の伝統が否定され壊されました。それ以前の伝 統を踏まえた、お母さんが子どもを愛し、子どもはそういうお母さんの愛情を大事にして他人を愛し、自らを成長
 させていく。その延長として郷土を愛し、国を愛する、それが健康な愛です。

 国を愛することを、政治家や国家が上から押しつけるのは民主主義に反することです。

 私は骨の髄まで戦争が嫌いです。日本国憲法の外堀を埋め、あわよくば平和憲法の内堀を埋めて、日本を旧  体制に戻そうとする意図をいまの教育基本法改正に感じるから、反対なのです。

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