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2007年1月25日 (木)

伝統を大事にと云うぼんぼんの非現実性と無責任

 ぼんぼんの云う伝統とは、明治以来のことです。それ以前のことは知らないのです。この方はぼんぼんですから。それにしても一国の首相ならば、知らなければいけないことが在ります。ぼんぼんでは済まないのです。
 伝統と云いますが、伝統技術、伝統芸能、色々在るのですが、いずれどれも先細りです。漆(うるし)職人さんは、絵を描く筆に困っています。長唄の私達は、三味線の値段の高さ、象牙で出来た撥の高さ、いつでも破ける猫の皮の高さに困っています。ぼんぼんの頭の中に在る伝統は、天皇を中心にした何も具体的にイメージされたことではないでしょう。でも、本当に伝統を守り、発展させてきた私達には全然通用しない、ぼんぼんのイメージなのです。あなたが先頭に立ってしたいことは、アメリカと一緒に世界で戦争する事でしょ。悪いが、伝統とは何も関係ないことです。お祖父さんの岸信介の名誉回復をしたいだけ。あなたは、日本の伝統芸の何を知ってらっしゃいますか。お能ですか?歌舞伎ですか?筝曲ですか?子どもにとって大切な伝統の、何を知ってらっしゃいますか。
 箸の置き方ですか?ご飯じゃ椀と、おみお付けの椀は、どちらに置くかご存知ですか。ご飯はひだりて、汁物はみぎて。これ常識と言うのです。
 私は言います。今のままでは、長唄の芸人はいなくなります。あなたが云っている伝統とは違う場所にいるから、あなたは気ずかない。だから、生活が出来ないのですよ。誰も、伝統芸を守っているからといって、援助しませんでしょ。芸大を卒業しても、生活出来なければおしまい。日本の伝統芸は、個人の力によって支えられているのです。ぼんぼんの大事な伝統は、単なる理由づけで合って、馬鹿みたいなことです。

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