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2007年1月15日 (月)

少子化に対抗する本格的戦略の中身

 安倍首相の年頭の記者会見発言。
私は少子化に対抗という言葉に、まず違和感を感じます。何故でしょう。対抗?少子化は自然に出来たお化けでは無いですよね。お化けとか怪獣とかなら対抗も良いのですが、強い現象ですよね。台風もそうだと思うのですが、台風に対抗する、何て日本語の感覚おかしいと思います。私はこまごまとした日本語の使い方を問題にしているのでは在りません。最近のアメリカ西部を襲うハリケーン等は完璧に人為的、地球温暖化のせいです。日本を襲う台風の発生時期とコースの変化は、温暖化と無関係ではないでしょう。およそ少子化問題は完全な家庭の経済状態と、それをカバーする政治の問題だと思うのです。少子化を巡っては「女性の就業と出生率」との関連で世界的に考えられてきました。でも、それは二十年以上前の話です。日本的に云えばふた昔前の話です。今や、多くの女性が働いている国ほど出生率が高いのです。それは事実です。仕事と家庭の両立支援や経済的支援が国家の政策として積極的にとられてきたからです。
 内閣府の調査。少子化白書は04年版では「ほとんどの国で少子化傾向」。05年版では「少子化が進む中で変化があらわれている」。スウェーデン、フランスの出生率の回復に目を向けています。06年版では「多くの国で上昇傾向がみられるようになった」。内閣府の調査は欧米諸国22カ国の調査です。出生率が全然回復しないのは日本だけです。何かお感じになりませんか。安倍首相が、言葉の上で少子化を対抗の相手にするのは、自分達、自公の政治の無策を国民に感じさせない為の方便だと思うのです。だから違和感が在ったのですね。
 安倍首相の本格的戦略は、厚生労働省が提案する、残業代無しのホワイトカラーエグゼプション。財界が要求する労働時間無制限法。非正規雇用の大量出現と、請負労働者の大量雇用。ここに少子化に対抗するどんな戦略を見ればよいのか。安倍氏は少子化の本格的戦略の中を見ないのではなく、気が無いのです。全然気持ちが無いのです。少子化もどうでもよいのです。財界の言い成りに成っていれば、自分の家族は大丈夫なのです。馬鹿みたい。

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