« 選挙になると皆云わない消費税だんまり作戦 | トップページ | 御手洗氏に相談して決める人達に政治は任せられない »

2007年4月 2日 (月)

御手洗キャノンの過酷な労働実態

 経団連会長企業キャノン。キャノン工場は1982年国東市、2005年大分市で工場を操業始めました。地元自治体はキャノンの誘致に四十八億円の補助金を出しました。労働者の数は、六千八百五十人。正規労働者は十五パーセント、五千八百人が請負や派遣など不安定な非正規雇用の労働者です。
 二十五歳のある派遣社員の発言。 派遣社員となって二年。いまその日その日の生活で精一杯。「月二十万円可。寮完備」キャノンの派遣労働のうたい文句。請負・派遣会社の事前説明は月十八万円。寮は会社借り上げのアパートで、六畳一間、しかも家賃天引きで二万六千円。テレビ、冷蔵庫、布団のリース代も天引きで、手取り十万円そこそこ。貯金なんてとても出来ない。勤務は二交代制で朝五時前に集合場所のコンビ二にゆき、派遣会社のマイクロバスに乗り込みます。工場の労働は秒単位で追われ、すき間無くなく並べられた六十センチの作業台。肩を寄せ合うように立ち、隣から手渡されたカメラを手に取り、黙々と細かな作業を続けます。二時間働いて十分の休憩。休憩時間も始業五分前にベルが鳴り、タバコ一本も吸えません。「毎秒1・79メートル」。歩く早さも管理されています。通路の側面にセンサーが設置され、労働者が歩くとスピードが表示されます。工場と寮を行き行き来するだけの生活。休日はお金も、出歩く足もなく、部屋で過ごします。考えることは、今日は食事を何回抜くかということ。ほんと、モノ扱いだ。俺たちをなめている。日々そう思う。こんな働き方はもういい。俺達を本当になめるなよ。
 三十歳の派遣社員の発言。 正社員になりたいけど、やっぱり難しい。25歳の時大手請負・派遣会社日研総業に登録し、大分県外で働きましたが、昨年地元に帰ってきました。今は日研総業の寮で生活しています。会社は合鍵を持っていて、仕事に出てこない若者の部屋を勝手に開けて、仕事に連れ出しにくることもあります。プライバシーも無くたこ部屋です。手取りは十二万円程度。それでも病弱な父に毎月五万円を仕送りしています。このままの不安定な仕事をしていては、結婚もできないと父が心配する顔を思い浮かべると切なくなります。マイクロバスで工場を行ったり来たりの生活。寮や工場に鉄格子があるわけじゃないけれど、見えないオリに入れられているようです。正直毎日の生活に追われ、自分のやりたいことが何かを考える余裕がありません。趣味のドラムを叩く余裕もありません。工場では今年、他の工場で働く労働者が、「派遣」から「請負」に切り替わったといいます。変わったのは名前だけ。仕事内容も何も変わっていないと口々に訴えます。派遣労働と請負の切り替えを繰り返し、派遣労働なら一定期間たてば会社が直接雇用しなければならない責任を今も逃れ続けているのです。
 あのピカピカ光るキャノンの製品のもとに、こんな寂しい若者の実態が在るのです。
御手洗経団連会長は、尚、法律を変えて、もっと使い勝手の良い状況にしろと政治家に求めています。若者を踏みつけにして得た利益の一部を貰い、笑顔を振りまいて、ハエじゃ在るまい、手を掏り、ゴマを掏り、献金下さいと求める政治家に私達の未来は、任せられないと思いませんか。自公、民主党。あなた達はそれでも日本の本当の未来を展望していると云えるか。若者が希望の持てない社会に、どんな展望が在るのですか。金の無い奴は、軍隊に行けなのですか、アメリカのように。

|

« 選挙になると皆云わない消費税だんまり作戦 | トップページ | 御手洗氏に相談して決める人達に政治は任せられない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 選挙になると皆云わない消費税だんまり作戦 | トップページ | 御手洗氏に相談して決める人達に政治は任せられない »