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2007年8月 6日 (月)

知られざる安保条約の実態。 1

 前回のブログで、安保条約が日本にとって百害有って一利なしと言う趣旨のことを書きました。今回は具体的に条約のどこに書いてあること、どんな秘密の(と言っても明確なこと)約束から、結論付けたかを明記します。
 安保条約第六条(施設、区域の供与) 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することが許される。 前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合衆国軍隊の地位は、千九百五十二年二月二十八日に東京で署名された行政協定に代わる別個の協定及び合意される他の取極めにより規律される。
 これは、旧安保条約の第一条の文章を短くして引き継いだのですが、この条文によれば、アメリカ軍は、特定の地域を名指しして使うのではなく、米軍は日本での施設、区域の使用を許されるという一般的な表現がされています。これはどこであろうが、米軍が必要としたところは使用できると言うことで、「全土基地方式」と呼ぶのです。
占領中時代の基地を含め、日米間の同意があれば、どこでも基地にできると言うアメリカにとりわけ都合の良い方式です。またその基地の使用も目的も、日本国の安全のためでなくても極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するために使えるのです。これを極東条項と言います。結局アメリカは、日本の基地を、アメリカの戦略上の必要に合わせてどんな作戦に使用しても良いことになっているのです。ですから、今日本にいるアメリカ軍は、海外殴りこみ部隊だけで、日本を守る部隊なんていません。現実にイラクだアフガンに行って、戦争する部隊ばかりではないですか。
 日本政府は国民を騙すために、基地使用についての事前協議なるものの存在を主張して、日本が直接に戦争の前線基地になることも、核兵器の持ち込みも心配なくなったと宣伝しましたが、真っ赤な嘘でした。すでに前線基地になっているのはご承知でしょうが、核密約が在ったのです。1960年1月、東京で藤山外相とマッカーサー駐日大使と秘密取極めに署名しあいました。核兵器を持ち込ませないというのは、日本に配置しないと言うことで、核兵器を積んだ飛行機や艦船の立ち入りは事前協議の対象外。ですから日本の港や、基地に核兵器が実際持ち込まれているのです。ですから事前協議なるものは、ただの一回も開かれていません。
 どこでも好きに使え、核兵器も持ち込める。これが対等な条約に思えますか。
 

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