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2007年8月18日 (土)

今の日本は啄木の時代、か。

 私の大好きな石川啄木の詩。 働けどはたらけど 我がくらし楽にならず じっと手をみる
まさに今の日本は、啄木の時代に戻ったのか。きちんとした労働法制もなく、無権利状態に置かれていた近代国家日本の、明治から終戦までの時代。戦争に明け暮れ、十年に一度は戦争をしていた時代。有名な女工哀史が現実であった時代。財閥と軍隊が闊歩し、労働者をはじめ国民は疲弊しきっていて時代。労災も認められず、社会福祉も何もない時代。障害者は社会の邪魔者としてあつかわれった時代。これだけとっても、現代世界では受け入れられない社会ですが、この時期、「わが国は125代に及ぶ天皇を中心に結ばれた伝統を尊び、和を好む固有の民族」何て云われても、ピンとこないのが当たり前です。「一大国家家族」。食べられない家族がいてもほっとく家族。障害を持っていれば、座敷牢に押し込める家族。和なんて無かった。生活さえ碌に出来ないで、天皇の事を考えていた暇人なんかいなかった。いる訳が無い。啄木の詩にも、天皇のテのじも出てこない。
 太平洋戦争で多くの国民が殺される時、「天皇陛下万歳」は言わされる教育を受けさせた為です。現実には奥さんの名前を叫んだ人々、お母さんと叫んだ人々、是非国家のために死にたかった人など、少数です。明治以来、十年に一度は戦争している国ですよ。それも外国で、自衛の為とか、日本の生存圏だとか云って。じゃあ、外国の人たちの生存権はどうなるのでしょう。今の世界では全然通用しない屁理屈にもならない、戯言です。
 今の日本で、こんな事を云っている戯けものがいるらしいのですが、未来は無い。

 啄木の詩で、大好きな詩の一つをご紹介します。結核を患っていた母親を看病しながら、ふと、外に出た時の詩です。 みよ かの青空に 飛行機の高く飛べるを

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