« 不破さんの楽しい話をご紹介します。(世界の流れはどの方向にむかっているか) | トップページ | 不破さんの楽しい話をご紹介します。3 (世界の流れはどの方向にむかっているか) »

2007年11月19日 (月)

不破さんの楽しい話をご紹介します。2 (世界の流れはどの方向にむかっているか)

 今日はソ連崩壊後の新しい活力を得た世界の話です。20世紀の最後に起きたソ連崩壊を世界の共産党の中で「巨大な悪の崩壊を歓迎する」と主張したのは日本共産党だけでした。ヨーロッパの平和進歩の勢力の一部には、現在自分たちの側が弱くなっているという、暗い見方が広くある。私達は21世紀の世界を大変躍動する面白い世界だと見ている。何故逆なのか。そこを調べるとソ連の崩壊に対する見方に在ることが判った。間違いが在ったとはいえ、頼りにしていたソ連が無くなって平和と進歩の勢力が大後退した、そこから世界は資本主義一色になって、中国やベトナムも市場経済に飲み込まれつつあるなどの、悲観的見方が生まれ、アメリカや、ブッシュ戦略などもすごく大きく見える。ところがソ連崩壊後の16年を振り返ると、世界史が示している現実は全く逆の世界。一口に言って、全大陸が活力に満ちている。ヨーロッパでは以前、アメリカを大西洋を超えた指導国としてみんなでかついていた時代とは違って、はじめて活発な外交が復活しています。イラク戦争が始まる時にはフランスとドイツが組んでアメリカに「ノー」を突きつけました。どの国も自主外交を展開している。「米ソ対決」の時代には、ソ連への対抗のためアメリカ中心に団結したが、その必要が無くなったから、独自の外交で、自分達の結論が違ったらアメリカに平気で「ノー」という。
 経済的な力関係も着実に変わった。中国とベトナムがそれぞれ独自の探求の結論として「至上経済を通じて社会主義へ」という路線に到達したことは、社会主義をめざす国々の経済的発展に、世界の力関係を変えるような力を与えつつある。2006年国際機関のIMFが面白い発表をした。現在各国の経済規模はGTPではかるのが普通だが、この数字は各国の通貨の購買力を念頭においてないから合理的でない。中国などは国内物価が安いから生産高を通貨ではかると低くでる。そこを考慮して計算しなおすと世界の様子が違ってくる。普通のGDPでみるとアメリカが一位で中国は六位。新しい見方でみると中国は二位に上がり差は僅か。世界経済に占める比重はアメリカ20パーセント、中国15パーセント。07年度はアメリカ19パーセント、中国16パーセント、差は更にちじまっています。ソ連が存在していた時は、「社会主義」はチェコスロバキア侵攻やアフガニスタン侵略などの、押し付けが不可分のものとして意識されていたが、中国やベトナムのやり方はそういう方法と無縁だと認識されたのです。ですから世界は安心して経済・貿易関係を発展させす。
 アジア・アフリカ・ラテンアメリカの変化も「米ソ対決時代」には両方に気兼ねして、物が言えない状態でした。ベトナム戦争の時も、アフガニスタンへのソ連侵攻の時も、アメリカやソ連の問題が国連に持ち出せなかった。今はその制約がなくなり、アジア・アフリカ・ラテンアメリカの諸国は、国連の場での活動も活発だが、お互いの外交もものすごく活発になった。このように、世界全体の全大陸が活力を増している。党綱領の世界論は世界をリアルに見て、野党外交は、この活力ある世界の現状に対応して自由闊達に展開している。
 三つ目の視点は明日かきます。

|

« 不破さんの楽しい話をご紹介します。(世界の流れはどの方向にむかっているか) | トップページ | 不破さんの楽しい話をご紹介します。3 (世界の流れはどの方向にむかっているか) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 不破さんの楽しい話をご紹介します。(世界の流れはどの方向にむかっているか) | トップページ | 不破さんの楽しい話をご紹介します。3 (世界の流れはどの方向にむかっているか) »