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2007年11月11日 (日)

瀬戸内寂聴さんの発言「若い人へ 信念を貫いて」(7・11・11赤旗)

 インド洋から自衛隊が撤収したのは、当然です。はじめから行くべきではなかった。明らかに憲法違反ですから。 日本が給油した燃料を米軍がイラク戦争に流用したのではないかと問題になっていますが、一度もらった油です。アメリカは好きに使うに決まっています。そもそも給油すべきではありません。
 給油を再開するかどうか世論調査は賛否半々ですが、どうして賛成が半分もあるのでしょう。やはり報道だけでは、アメリカの戦争がどういうものかが伝わらないからだと思います。 
 湾岸戦争のとき、爆撃後のバクダッドをみてきたのも、多国籍軍の報道だけでは判らないことだらけだったからです。 60年以上前の戦争の時も、私達庶民は、正義のためのいい戦争だったと思っていたんです。真珠湾攻撃で日米が開戦したのは、女子大の試験の前日でした。
 みんな「万歳、万歳」と廊下を走って、喜んでいました。試験もなくなるかと思ったら、なくならなくてがっかりしましたが、正義の戦争だという誇りがあったから全然暗くなかった。いまの日本の方がよほどくらいですよ。
 毎日、四紙か五紙の新聞をみますが、一つのことでも各紙、書き方が違うじゃないですか。それを見比べる知識が必要です。その点「赤旗」の報道は信用しています。
 戦争は絶対反対です。なのに、防衛庁を防衛省に格上げしていよいよ戦争する気だと。そうしたら事務次官だった守屋武昌氏がすっかり業者と癒着していた。軍備でお金が動くことの証明です。テレビの水戸黄門の時代そっくりで、権力は全然変わっていないんです。
 以前、岩手の天台寺で青空説法をしていたとき、中学三年の少年に聞かれたんです。「これから日本はどうなるのでしょうか。このままでは憲法九条が変えられそうです。僕は戦争にいかなければいけないのでしょうか」と。
 こんな子がと思うと感動して「あなたが戦争にいきたくないなら、いやだとはっきり言いなさい。まだ憲法九条は生きておます。憲法が変えられないよう、一緒にがんばろうね」と答えました。聴衆が数千人いたのですが、いっせいに拍手が起きました。
 今日も徳島市の中学校で講演しました。湾岸戦争や報復戦争に反対した私の断食の話をして、「自分の意見を持ちなさい。世の中の流れがどうあろうと、自分はこう思うという信念を貫きなさい」と話ました。たとえその時拝見が通らなくても、反対した人がいたということは歴史に残すべきです。
 だからあの戦争に共産党が反対したことは必要なことだったと思います。

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