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2008年1月18日 (金)

イラク、ブッシュの勝利宣言は大嘘だった。大きく変化したアメリカ国内世論。

 ばら色の夢物語、「イラク戦争スケジュール」。ご存知でしたか。
2003年3月20日。世界中の反対と非難、国連査察チームの査察を押し切ってイラク攻撃を開始したブッシュ政権の見通しは、一度イラクに侵攻すれば、サダム・フセインの独裁からの開放を希求するイラク国民は道の両側で歓呼し、花束を投げかけ、戦闘は二週間もあれば終結するはずだったのです。実際ブッシュは、攻撃開始から四十日余り経った5月2日には、湾岸に展開している空母にパラシュートで登場し、大規模戦闘の終了を宣言したのです。確かにばら色でしょ。イラク戦争はもう終わっているはずなのでした。
 この戦争、開戦の理由は嘘だったのですが、本音はあったのです。アメリカの云うことを聴かないフセイン政権を打倒したかったのです。よその国の政権を、自分が気に入らないから打倒するのは、アメリカにとっては普段からしてきたことで、別に異常なことでは無かったのです。これが、アメリカと従属国日本の姿勢だったのです。ですから、自国で確認もしないで、日本はアメリカの云うことをそのまま信じて、いかにも当然のように同じことを云ったのです。嘘だったとアメリカが認めても、それには、きちんとした対応をとらないで、「あの時は信じるに足る状況だった」でこと済ましているのです。公明党の冬芝とかいう人は、戦争反対の世界中の大きな声に対して「利敵行為だ」とまで云ったのですが、公明新聞も、聖教新聞も、アメリカが「開戦時の情報は誤っていた」と認めたことさえ報道しませんでした。
 さてアメリカ国内の世論の大きな変化を書きましょう。
アメリカの中間選挙、言葉で感じる地方選挙みたいなものとは違って、下院の全議席と上院の三分の一の議席を対象とする全国選挙なのですが、四年に一度の大統領選挙の中間に行われるのでこう呼ばれています。ブッシュ率いる共和党は、下院で過半数を大きく割り込みました。上院でも少数派に成りました。イラク戦争だけでなく、巨大企業優遇の経済と、格差の拡大、福祉と教育の切捨て、チョッと待って下さい、日本と同じですね。この問題が問われた選挙で、ブッシュに近い共和党の議員は軒並み落選しました。その中でとりわけ、開戦以来三千人の米軍死者、二万五千人の負傷者を出し、五万五千人のイラク人民間人を犠牲にし、なおかつ悪化するイラク情勢に国民の批判が噴出したのです。
 イラクからの米軍即時撤退を求める住民投票では、マサチューセッツ州内139の選挙区で131選挙区が賛成多数になり、シカゴでも賛成が80パーセントに成りました。それでもブッシュに唯々諾々と着いていくことしか判らない自公政府は賞味期限が切れています。

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