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2008年1月 6日 (日)

九条に繋がった反戦僧の心、今よみがえる。

 日本が盧溝橋事件をお越し日中全面戦争に入るとき、1937年10月、岐阜県の浄土真宗大谷派(東本願寺)
の僧侶、竹中彰元氏(当時71歳)が、「戦争は罪悪であると同時に人類に対する敵であるから止めた方がよい。この戦争は侵略のように考える」と発言し、陸軍刑法違反(軍事に関する流言飛語)として起訴され、控訴審で禁固四年、執行猶予三年の判決を受けました。戦争協力に傾斜していた教団も僧位資格を一番低い位とし、布教使を剥奪しました。
 その竹中氏が、七十年ぶりに名誉を回復したのです。
「処分は宗派が犯した大きな過ち。心より謝罪いたします」。昨年十月、真宗大谷派主催の「復権顕彰大会」。
熊谷宗恵宗務総長が読み上げたのです。竹中氏の発言は正しかったことを、教団が認めたのです。
 今、戦争勢力が過去の戦争は正しい、正義の戦争だった等と云う時代。「宗教」をかたる一部の創価学会等が、新たな戦争協力を主張している時代に、勇気在る、この大谷派の決定に対して、心から敬意を表します。
 憲法の心は、戦前から勇気在る人々によって、命がけで訴えられてきたことなのです。その心は、今現在、戦争違法化の流れとなり、世界の大勢を占めているのです。私は無神論ですが、宗教を持つ自由を含めて、他国への侵略(ここでは侵略の概念が当時定まっていなかった、等とする戦争擁護派の意見なぞは無視します)は、どのような理屈付けをしようが、国家に資源が無い、国家が貧乏だ、国家が狭い、何であろうが、他国に、攻め入り、傷付け、殺しすることの理由には成らないと言うのが、現在の世界の人々の共通の認識なのです。これを、私達は、世界の到達点と言います。
 あの時はしょうがなかった。あの時は侵略の定義が無かった。他の帝国主義国も、同じようなことをしていたから、日本だけが責められる必要は無い。
 これらの「意見」は奴隷制が世界中にあった時を、今の時点、今の世界の人々の到達点からで考えても、当たり前だったとするのと同じです。正当化している意見です。それでは、同じ事を繰り返す愚かな「意見」です。それは、繰り返したい人間の発想であって、科学の進歩も、学問の発展も、全てを否定する考えです。

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