« 偽装請負を合法化。政府「規制改革推進三ヵ年計画」の改定で。 | トップページ | 「世論を気にしたら政治はできぬ」追加出資法案可決したとたん、お詫び発言投げ出し高飛車に。 »

2008年3月26日 (水)

「いま私達泣きそうです」介護労働者女性(30歳)の悲鳴。朝日新聞26日付け夕刊を見て。

 ぎりぎりの人手なのに、上司は採算第一、疲れ果てた仲間がやめていく。夜勤は一人でお年寄り九人をみる。救急車を呼ぶべきかも一人で判断しなければならない不安。
 昨年八月、埼玉県で「これからの介護は誰が担うのか担えるのか グループホームの介護現場から社会に訴える」と題するシンポジウムが開かれたとのこと。その時のある女性スタッフの叫びが冒頭の言葉です。
 介護士の資格を持っていても、酷く安い賃金と労働の厳しすぎる現実で辞めていく介護士さんたちが多い現実。福祉の現場に進む若者も減ってきています。このシンポジウムを呼びかけた西村美智代(62)さんの怒りの声。 
 「お年寄りの人権を守ろうといいつつ、スタッフの人権が守られていないんです」。
 この根っこに在るのは介護報酬の低さ、社会的評価の低さであると、記事は言いますが、続けて書かれている社会保障費の年々の削減こそが、根本だと私は思います。
 民間に任されたので、経営者の意識の問題が提起されています。不動産や建設などの業界からも参入。熟練スタッフが辞めた後未経験者を安易に雇ったり、夜勤にケアを知らないガードマンを入れたりするところもあると告発しています。全く持って、想像を超える現実を知らされます。儲かりそうならやってみよう、儲かれば何でも良い。儲からなければ撤退しよう。これが現実の日本に於ける自公政府がいう「民」の多くの実態です。それは日本経団連に参加しているような日本を代表する大企業からしてそうなのですから、これを責めることは出来ないのが現実です。
 介護保険制度にしても、後期高齢者医療制度にしても、お年寄りが応分の「益」を受けるには自己負担せよ。もし、これを負担できない人がいたなら、その人たちはしょうがない、という自己責任論が、この歳になっても押し付けられていることを、私は告発したいと思います。これが、本当に貧しい貧困な国家で在るならば致し方ないと考える事も出来るかも知れません。でも、日本はそんな貧しい国では在りません。医学の進歩で、長寿社会に成るのは良いことのはずです。私達みんなが必ず迎える働くことの出来ない人生の時期が来るのです。体も思うように動かなくなる時が。その時に、生き生きと介護の仕事に誇りを持って生きる若者の存在は絶対不可欠なことです。それらを受け継いでいく若い人たちがたくさんいることが、実は社会全体で作らなければいけないことだったのです。少子化、少子化と、少子化は世界全体の傾向だ等と言い訳している日本の政治家は、普段は世界の動きに一番鈍感でこんな時だけ世界を見るのではなく、こどもを産み、育て易い環境を作れば、学費もかからない日本を、そして育ててよかったと思える社会を作れば良かったのです。貧しくもないのに、お前達に使う金はないんだでは、国民に対して失礼だし、ハッキリ言って、国民不在、アメリカ・財界存在の政治です。でも、その道は、結局は日本の未来を、財界を含めた未来を潰す道なのです。

|

« 偽装請負を合法化。政府「規制改革推進三ヵ年計画」の改定で。 | トップページ | 「世論を気にしたら政治はできぬ」追加出資法案可決したとたん、お詫び発言投げ出し高飛車に。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 偽装請負を合法化。政府「規制改革推進三ヵ年計画」の改定で。 | トップページ | 「世論を気にしたら政治はできぬ」追加出資法案可決したとたん、お詫び発言投げ出し高飛車に。 »