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2008年3月21日 (金)

イージス艦中間報告も誤魔化し姿勢は明らか。海自トップの後任は「戦船(いくさぶね)の魂」発言の赤星佐世保地方総監に。

 中間報告でも誤魔化すのかと言いたい。
まず、「『あたご』の回避措置が充分ではなかった可能性が高い」。
 ここまで来て、可能性が高いもいい加減にして欲しいが、充分では無かったということは、何か回避措置をした場合に言えることです。中間報告では、「午前4時6分(これは衝突1分前です)あたごの右前方約500メートルを左に進む2隻を視認、直後に当直仕官が『この漁船近いなあ』と話しているのを複数の当直員が聞き、赤灯をつけた清徳丸とみられる漁船が70~100メートルの位置に近づいているのを視認した。その後、当直仕官が『両舷停止、自動操舵やめ』と指示。さらに当直仕官が『両舷後進いっぱい』と言いながら右ウイングに出ようとした時に衝突音を聞いた。操舵室の当直員は同じく4時6分頃、艦首付近を映すモニター画面の右下から灯火が現れ、約5秒後に灯火が艦首にさえぎられ消え、左舷に光が一瞬見えた直後に『両舷停止』が指示された。『後進いっぱい』の指示が出たのはそのあとだった」。
 この報告文は、たった衝突まで1分の間のことが書かれていますが、これを読んでも、「後進いっぱい」は衝突後としか考えられません。モニター画面を見ていた当直員も、不思議に4時6分に画面を見たのですが、誰が読んでも、衝突してから後進したことは判ると思います。回避措置は何も取られていなかったのです。充分か不充分の問題では在りません。
 あたご当直員が衝突事故の30分以上前には右前方に漁船群の灯火群を認めていた。でも実際回避行動はこのとき考えられもしなかったし、取られなかった。更に、3時56分に当直に就いた当直員は「右に赤灯数隻を視認したが、危険はない」と前当直から引継ぎを受けた。「自分の目視では距離5キロ前後だった」と説明しているということですが、これが事実ならば、たった十分で先の報告にあるように、500メートル、或いは70~100メートルに近づいた訳です。500メートルとしても十分で4,5キロも近づいた訳です。時速にすると27キロ。漁船群も当然走っていますが、あたごに真正面に向かって走っている訳では在りませんので、あたごの自動操舵のスピードは、海自が云うような10ノット(時速18キロ)ではなく、漁船の船乗りさんたちが言うように、もっと速かったのが判ります。10ノットであたごが本当に走っていたならば、10分で4,5キロも近づけないのです。3キロしか近づかないはずです。幸運丸の船長さんが言うように、イージス艦は「15ノット以上はでていたはず」なのです。ですから余裕を持って自ら回避行動をしたはずの幸運丸の船長さんも「やっと回避できた」と思われたのです。
 中間報告だか何だか知りませんが、これをみても、防衛省が誤魔化そうとしているのは明らかです。真実を隠そうと思えば思うほど墓穴を掘るのです。事故当日、航海長を保安庁の許可を得ないで船から連れ出し直接事情聴取をして、事故直後に防衛省が発表した内容は、今度は、「現時点では情報は得られていない」としました。
 国民を馬鹿にするのも、いい加減にしないといけません。
 忘れている方も多いと思いますので、事故直後の防衛省の云ったことを書きます。
第一声 2分前に緑の灯火を見た。(これは、あたご側に回避義務がないことを主張したのです)
第二  12分前に視認してた。(これは漁船の人たちの記者会見での抗議から訂正したのです)
第三  捜査の邪魔になるので、乗員とは接触していない。
 隠れてしたこと。
第一 事故間もない時、艦長の次に立場を置く航海長を、怪我人を運ぶといって嘘を付き防衛大臣室で聴取。
第二 捜査の邪魔になるという理由で何も情報を出さない。
 防衛省は事故の当事者です。普通なら、交通事故でもそうですが、当事者が中間報告なんて出しますか?
普通なら、捜査している海上保安庁が結果なり、中間報告を出すのが当たり前ではないですか。一体全体、海上保安庁は何をしているのか。船の大きさと丈夫さ、権力の大きさに、負けてんですか?公正な立場で言えば、保安庁こそ先に報告すべきです。貴方達は、海の警察でしょう?

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