« この目で見た'殺人鬼’の顔 従軍記者鈴木の手記 | トップページ | 原油高騰でいかに漁民、農民が追い詰められようが、燃油価格を下げないと云う農水省の異常な態度。 »

2008年6月29日 (日)

ノーベル賞、小柴昌俊さん語る。「教育に金出さぬ日本。情けない。繁栄への投資と考えて」。

 ノーベル物理学賞を受賞した学者、小柴昌俊さんが、日本の教育を語りました。

 日本では、若者が教育を受けるのに大金を払わなければなりません。これは情けないことですね。文明国として悲しい。 「こんなに学費がかかるのでは、子ども一人で精いっぱい。二人目なんて考えられない」という声を耳にします。教育費の高さは少子化の一因にもなっています。
 僕は1998年から99年にかけて一年間、学術交流に招かれ、ドイツに暮らしたことがあります。ドイツの大学では、入学金も授業料もただでした。
 招いてくれたフンボルト財団は、僕たち夫婦の往復の旅費をだしてくれ、好きなところで好きなように滞在させてくれました。日本では、外国の学者を招くと「どこそこでいくつ講演してほしい」などと事細かに要求しますが、ドイツでは一切ありませんでした。そのくらいゆとりある学術交流というのが大切ではないかと思いましたね。
 2002年、日本の国立大学を独立行政法人にするかどうかをめぐり、大きな議論が起こっていました。このとき僕には心配がありました。大学が「独立採算」に躍起となり、利潤をあげることに一生懸命になるかもしれないということでしす。
 産学協同をやるあてがない学部もあります。そういう'稼げない'学部が冷や飯を食わされることになれば、若い人がそういう分野に進まなくなる。最近の流れを見ていると、心配したとおりになっています。地方の大学は地元産業との連携に血眼になっています。 
 かつて国立大学に、国から教授一人当たり年数百万円の講座研究費が出ていました。これである程度、基礎的な実験や研究がやれたのです。
 ところが、法人化後は大学への交付金が年々減らされているうえに、学長や学部長が特定のプロジェクトに使う予算などに優先的に回されてしまう。ある大学では、教授が受け取る基礎的研究費が年間二十数万円だといいます。これでは郵便代にしかなりません。
 ドイツでは、政府がマックスプランク協会という組織に毎年多額の資金を出し、基礎科学の振興に当てっています。その協会から指名を受けた研究者には、年一億円ほどの研究費が出ます。日本とは全然違います。
 日本の財務省は「財源がない」と言っているようですが、例えば道路財源にはずいぶん無駄があるのではないですか。あれを適正なものだけに使い、残ったものをほかに回せば、かなりゆとりが出ると思います。
 若い人をきちんと教育するということは、次の時代の、その国の繁栄を約束するものです。これをちゃんとやらないというのは、ばかげた話しだと思う。国家としては「国のさらなる繁栄のための投資だ」と考え、若い人の教育のために予算をしっかり使うべきです。

 私の思い。
 国際競争力と言えば、大企業の事だけの日本は、根っからの目先の儲け主義に陥っています。小柴さんのお話は、学問の成果が、次代の日本で、みんなの物になると言う、とても発展的な考えだと感じます。大企業がいくら儲けても、国民の暮らしには少しもまわって来ないことは、自公政府も嫌々ながら認めてきています。国民はもう皆生活事態から知りました。昔、竹中という『学者』、同じ学者でも小柴さんと偉い違いが在りますが、ジャンボジェット機に日本の経済を見立てて「ジャンボ機も、前輪が上がれば、後輪はついてくる」と云いました。前輪は大企業。後輪は国民経済。全然嘘っぱちでした。それで、国民には我慢しろと呪文のように云い続けて、閣僚を辞めました。学費の高さは世界一。今、こども達を襲っている学習水準を上げるという試み。自由な発想を押さえつけ、記憶力で判断しようとしているのです。簡単に言えば、詰め込み教育です。昔反省した教育方法を、埃を払って又出すだけ。学問の一番大切なこと、自分で考える事。規定の決まりから抜け出る発想の自由さ。これを、否定しまくる自公政府。無理も無いですね。公明党はお題目を唱えれば幸せに成れると云うのですから。これから規定の発想を抜け出すことはできる訳在りませんね。非科学と科学の対照的場面です。 やさえもん

|

« この目で見た'殺人鬼’の顔 従軍記者鈴木の手記 | トップページ | 原油高騰でいかに漁民、農民が追い詰められようが、燃油価格を下げないと云う農水省の異常な態度。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« この目で見た'殺人鬼’の顔 従軍記者鈴木の手記 | トップページ | 原油高騰でいかに漁民、農民が追い詰められようが、燃油価格を下げないと云う農水省の異常な態度。 »