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2008年7月17日 (木)

安保条約の真実 3

 いま私たちが実感している困っている生活実態の殆どが安保条約の結果です。
 安保条約が締結されてから約60年経ちますが、「日本は安保条約によって守られてきた」とお考えなら、まず、日本の何が守られてきたのかを具体的に考える必要が在ります。よく言われるのは平和ですが、本当に平和が守られてきたでしょうか。軍隊を持たないと決めた憲法を持つ日本が、平和を守る手段は本来は徹底した平和外交に在りました。何処の国とも軍事同盟を結ばず、軍事的中立を貫く。何処の国の軍隊も駐留させず、ましてや沖縄のアメリカ単独占領なども許さず、徹底した自立を主張していけば、北方領土を旧ソ連に獲られることも本質的には在り得なかったのです。連合国側の約束であった領土不拡大を徹底的に突き詰め、道理に則した外交を時の日本政府が行えば、サンフランシスコ講和条約のような不平等条約を受け入れなければ国際的に許される事ではなかったし、アメリカにも旧ソ連にも日本の領土に一本の指も触れさせることは無かったのです。国際社会は二度の世界大戦を経てそこまで成熟していたのです。
 では、戦後の日本がアメリカの基地列島に成ったのは何故か。新中国の誕生に恐怖を覚えたアメリカが、日本を共産主義の最前線の防護壁にしたくなったからです。ここには日本を守る等と云う論理立ては全然無かったのです。アメリカ中心の資本主義社会(いわゆる自由主義陣営)を守る、立ったそれだけの理由による方針だったのです。日本を守ってくれた等と云うのは後から取ってつけた国民向けの「理由」付けなのです。
 命をアメリカに助けられた戦犯政治家が、ぞろぞろ復帰し、たったこの間まで国民に向かって叫んでいた鬼畜米英を投げ捨て、全てがアメリカ様さまに成っていったのです。これは日本を利用しようと変化したアメリカが、戦略的に用いた方法で、まんまとその網に引っかかった戦後の日本の指導的政治家のみじめな姿の結果です。
 ここに戦後政治の根本的間違いの発端が在るのです。日本再軍備もアメリカの要求、出来立て憲法改定もアメリカの要求、それからずっと続くアメリカ云い成り政治は戦後の歴代政治家、政府の信念の無いふにゃけた政治のせいです。ふにゃけた人はふにゃけた政治しか出来ないのです。信念を遠くに置いてきてしまったのですから。
 このように、現在の日本政府のアメリカ追従政治には、発生段階からの根拠が在るのです。
 それを、一つひとつ明らかに示して参ります。

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