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2008年8月31日 (日)

国民の生命・財産を守る消防。その削減は許せません。政府の犯罪的誤魔化しを追及する。

 現在全国に六百三十五ある消防本部。それが統合して百七十四に統合されます。
政府の云うメリットは、三つ在ります。1 たくさんの消防車を現場に投入できる。2 指令や管理部門の効率化3 高額な設備が導入できる。
 このメリットは国民にとってのメリットなのでしょうか。
火災による損害程度は「小火(ぼや)」「部分焼け(20パーセント)」「半焼」「全焼」とに分類されています。
消防は火事を最小限にとどめ延焼を防ぐことが任務とされ、「部分焼け」までに被害をとどめておくことが求められています。その為に、出動から六分三十秒以内に現場に到着し放水を開始とされているのです。現場到着後、放水準備に約二分。したがって緊急走行時間は四分三十秒以内が限度とされていたのです。このことから逆算して、おおよそ市街地では2,8キロ以内に一つの割合で消防署が設置されていたのです。消防はまさに時間との勝負なのです。それなのに、今までに市町村合併をした多くの地域では、現実に消防署の削減が行われてきました。この事態が本部統合で起きないと思うのは余りにも楽観的過ぎます。
 不幸にも火事を起こしてしまったとしましょう。一刻も早い消防車の到着を願うのは当たり前です。一台の消防車でも良いから早く放水して欲しいと思いますでしょ。消防署が近ければ可能でしょう。ところが、消防本部の統廃合で、消防車の出動場所が遠くなれば、現場到着に必要な時間も当然長くなります。ここでいくらたくさんの消防車が来ても、火事災害を大きくしてからでは、損害も大きくなるのです。当然です。 これ時間だけの問題では在りません。政府の云う「管理」にという表現に表れているのですが、人事異動も管理者の立場で考えればし易いのですが、広い範囲をカバーしなければ成らない責務を感じている職員には、2,8キロ以内に出動基地があれば、当然通報現場の地理も詳しい訳です。その指示は的確に出来るでしょう。そこの現場ならば、消火栓があそこに在るから、消防車を何処に駐車させるかも、瞬時に把握できるのです。一番効率の良い行動が取れるのです。
 政府の方針は、管轄人口十万人以下の小規模消防本部を無くし、三十万人以上に統合再編するのです。現在の消防力は、今でさえ基準に満たない自治体が在るのです。例えば五万人の自治体は消防車四台保持が基準です。ところが、三台しか持っていない基準以下の自治体が在るのです。この現実は改めるべき状況なのです。人口三十万人ですと、十四台の保持。が基準です。これらが、統廃合になると、基準以上の消防車台数に成ってしまうのです。改めるべき状況が、もっと減らすべき状況に成るのです。これ、簡単な計算なのでここに記します。私にも判る。
 五万人の自治体が三十万人の地域になる為には、六つの自治体が一緒に成らなければ出来ません。5×6=30です。現状でも消防車が足りず3台しか持っていなかった自治体が、例えば六つ統合しますと、3×6=18台の消防車を保有する事に成ります。基準は十四台ですから、四台も基準オーバーしてしまいました。
 もお、お解かりでしょう。これまで政府は、決められた基準以下にするよう指導はしても、基準を上回る方向での指導は、何事においてもしてきませんでした。それから判る事は、現状でただでも基準以下だった増やさなければいけない消防力が、逆に基準以上の消防力に成って減らす対象になってしまうのです。
 これで国民の命と財産が守れるとお考えですか?良い方向だと思われますか?
全ての基準が、企業の儲けに成るか。成らない事は出来るだけ削減。これが自公政府の政策の本質なのが、お解かり頂けましたか?

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