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2008年11月 1日 (土)

大阪・橋下知事の高校生に対する発言を聴いて、私は怒った。橋下知事を支持した府民も聞いて欲しい。

 橋下大阪知事が12人の高校生代表と会談したのは今月23日。今年四月に結成された「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の代表が二千人以上のメッセージカードを集め面会を求めてきましたが、それが実現したのです。
 「人間関係に悩んで学校にいけなかった。親がリストラにあったが私立しかいけなかった」。
 「母子家庭で裕福ではない。母をこれ以上苦しめたくない」。
 「知事は『子どもが笑う大阪』にといいますが、私たちは苦しめられています。笑えません」。
高校生の発言の一部ですが、これに知事は何と応えたか。  
 「何故公立に行かなかったのか?」としつこく理由を聞き返しました。大人なら判っているでしょうに。成績がとどかなかった以外在りません。でも執拗に問いかける知事に「成績でそこにしか行けないと言われた」と泣き出す女子生徒に「公立に行く選択もある。あなた自身が選んだのではないか」と高校生の心の傷をえぐるような発言を繰り返しました。高校生等が「勉強したくてもお金がないと学校に行けない。成績が悪いと学校に行けない」と発言すると知事は「高校は義務教育じゃない。自分で努力して公立に入れるよう勉強しなきゃ」。高校生が反論。「頑張ったけれど私見たいにあふれる子がいる」。知事の応え「それが入試制度だ」。「みなさんを完全に保護するのは義務教育まで。高校から壁が始まる。それが世の中の仕組み。今の日本は自己責任が原則」。高校生の「それはおかしい」と言う声に知事は「それなら、国を変えるか、日本から出るしかない」と云い放ったのです。
 高校生が「無駄なダムや高速道路を作っている。アメリカ軍に使うお金が在ったら福祉や教育・医療に使うべきだ」と指摘しました。知事の応えは陳腐でした。「政治家になってそういう活動をやって下さい」。高校生の怒りの声「私が政治家になってからでは遅いんです!」。
 私の意見。橋下知事は、今まで行われているていることを当然のこととして喋っています。公立高校に行かなかった、行けなかった高校生に入試制度の「当たり前」のこととして応えていますが、これは全然当たり前のことではないのです。いくら勉強しても、いくら実際の教科書的な知識が正確に成っても、必ず順位付けられるのです。一番最低な点数を取った高校生が、過去の点数の最高点だったとしても、順位付ければ何処の公立高校にも入れないのです。これは、いつまでもきりのない競争教育の欠陥です。高校生に際限のない競争を押し付ける事なのです。それが、本当に必要で良いことなのかが、何も検証されず、「ただそうなのだ」と現実を追認しているだけです。これが知事の、現実に矛盾を感じて苦しんでいる高校生に対する応えに成っているのか。私は全然成っていないと評価します。さらに云い募った知事は「今の社会が自己責任社会」だとまで云いました。これは、今の世の中での、完璧に間違った観念を高校生を前にひけらかし脅しただけです。犯罪的な言葉です。それでは、銀行にも自己責任を貫かさせるべきでしょう。でも、ここには税金の投入。云っている事が矛盾しています。
 高校生の発言は、現実から出発して憲法に保障されていながら実現されていない無権利状態の現実を問うています。この主張に私は全面的に賛同します。高校生、頑張ろう!

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