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2008年11月16日 (日)

田母神氏の「堂々とした」発言態度から、真実を知らない事の人間としての危うさと罪深さを、強烈に感じます。

 テレビカメラを前にして、気持ちが盛り上がったのか、田母神氏は、自衛隊内での講話、訓話よりもっと正直に持論を述べました。日本は集団的自衛権を行使して、武器も堂々と使える事が望みだと述べました。それで無ければ、国の防衛は出来ないとまで云いました。更に「日本は悪い国だと言っていては、自衛官の士気が上がらない」。「私は日本のことを真剣に考えてきた。その私が(幕僚長)離任式も行われないで何故更迭されなければいけないのか」。集団的自衛権と直接の「我が国」の防衛とは直接関係しません。何しろ、防衛といえば軍事力。それしか思いも及ばない頭は、日本の歴史の中で言えば四百年以上も古い感覚です。
 何も日本の歴史から学ばない、学ぶのは明治以降の歴史だけ。凡そ非科学的発想です。私が何故四百年以上も古いと言うのかは後ほど記しますが、最近日本政府及び関係諸機関は「伝統」、「我が国の優れた伝統」。こんな言葉をよく主張しているでは在りませんか。この言葉の非科学性と空しさは、それぞれの世界の国の伝統を何も調査もしないで、日本固有の、日本だけの「優れた伝統」に置き換えている事です。間違えです。
 その世界の国々の人々には、みな誇らしい本当の伝統が在るのです。それを、否定すことから始まる「優れた伝統」という主張には、他国の伝統を否定する思いが無ければ出来ない発想なのです。伝統を大切にする心は、全ての人々が歴史を背負い、伝統を作っているという心から初めて生まれるものです。そこに優劣は在りません。
 この人、「南京事件は一人も見た人がいない」とまで発言しました。これ、結局歴史の事実を、頭の中から消し去るにはとても良い方法でしょう。この人は、一体どのように調査したのでしょう。それを何も明らかにしないで、自称「結論」だけを主張する。当時、日本に住んでいた人を調査したのですかね。本当は何も調査などしていないのですが、このようにして、自分だけの勝手な歴史が作られてしまうのです。これは、歴史では全然在りません。
 「国家の防衛」に当たる、それも、今をときめく航空自衛隊のトップが、こんな安易な考えの人で、日本の防衛本当に大丈夫か?
 私が先程記した、四百年以上も古いに戻りましょう。
徳川幕府は、長い徳川の御世を作り出しました。決して、軍事力偏重では在りませんでした。そのチョッと前の、戦国時代とは大いに違った政策を打ち出したのです。それで、徳川時代は長く続いたのです。この人、田母神氏は、同じ昔の百年以上前の、明治以来の富国強兵をただ模倣し、世界の変化も見ないで、軍人を気取っているだけの愚か者です。
 こんな人を、幕僚長に任命した政府の責任こそ問われる必要が在ります。
 

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