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2008年11月14日 (金)

筑紫哲也さんの死を悼みながら私が思い浮かぶ言葉。朝日ジャーナル。全共闘。そして筑紫さんの持っていた限界を想う。

 現在テレビのコメンテーターで、筑紫さんのような良心を感じさせる人は少ないと思います。惜しい人の死です。
筑紫さんはいわゆる全共闘世代のチョッと過ぎ。私は全共闘世代のチョッと後。
 朝日ジャーナルという週刊誌は、全共闘全盛時代には全共闘の機関紙的存在でした。そのチョッと前までは、そのような週刊誌では在りませんでした。でもその頃は、全共闘の本当に機関紙みたいでした。紫さんは、その編集長でした。
 皆さんが耳にする全共闘世代。まるで、その頃の時代の先駆け、問題意識を持つ時代の先駆け的学生運動。
主張していたことは、大学解体。性の自由。ゲバルト(暴力)。
 私はこの世代のチョッと後の世代なのですが、高校生だった時です、東京本郷の東大構内でこの人たちのゲバルトに襲撃されました。私達がいたのは、日本共産党、民主青年同盟、労働組合等の隊列でした。「日共粉砕」と叫びながら殴り込んでくる全共闘の集団に対して、日本共産党の隊列、労働者の隊列が、私達高校生の隊列をかばってくれました。
 こんな様子、何か先進的、時代の寵児的全共闘のイメージと重なりますか?重なりませんでしょ。でも、これが日常の姿だったのです。革命的マルクス主義者同盟革マル派、革命的共産主義者同盟中核派。当時の社会党に支導されていた社会主義青年同盟。まだ他にも雑多在りました。名前は勇壮ですが、みな反日本共産党でした。いわゆる、反日共系といわれた集団です。彼らは日帝打倒(日本帝国主義打倒)ということは勇ましい。大学を封鎖して講義が出来ないようにしました。これが大学解体です。その封鎖した学内で、性の自由を主張しました。簡単に言えば乱交的性交です。若松孝治何ていう映画監督がもてはやされ、これも簡単に言えばエロ映画を作り、全共闘の大きな支持を受けました。
 ただ、大学を封鎖し解体しても、乱交セックスをしても、エロ映画を作っても、更に、肝心なところですが、日本帝国主義打倒を主張しても、当時から日本は帝国主義国家ではなく、アメリカに限りなく従属した「国家」だったのです。国民の苦難の元を間違って規定していては革命など出来ないのです。手段も稚拙で、警備当局の警備力増強を、国民に納得させてしまう目に余る暴力を先行させ、逆に手助けしていたのです。
当時から、日本の支配階級、経団連も、自民党も、自衛隊も、右翼も、この運動から革命など起こらないことを知っていました。ただの小児的お遊び、革命ごっこの本質を見抜いていたのです。しかも、反日本共産党です。大いに利用価値を認めていたのです。ですから、全共闘運動に深く関わってきた人でも、その後チャンと大企業に就職も出来たし、重役に成った人もいるし、今幸せを満喫している人たちも大勢いるのです。昔話として「私もあのころは学生運動に勢を出した」などと、青春の一ページを語るように大きな声で云えるのです。運動に参加したその多くの人が、一過性の、一時期の青春のエネルギーを燃やすそれだけの行動にし、現在はもう関わりの無い事にしている事実が正直に物語っています。私はあらためて呼びかけます。現実のこの狂った日本の社会を変えましょうよ。今日、このどう考えてもおかしい時代に、社会の矛盾に立ち向かいましょうよ。私達にはその責務が在ると・・・

 筑紫さん、長い事お疲れ様でした。全共闘運動の、私は本質と思うことを記しました。ここを見抜くことが出来なかったのが、とチョッと人生の先輩に対して残念に思う気持ちがあります。

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