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2009年6月18日 (木)

地球温暖化とマルクス・エンゲルスの思想「自然の復讐」が現代に与える警告とソニーの元会長・盛田昭夫氏の発言。

 130年前に書かれた『サルがヒトになることに労働はどう関与したか』(エンゲルス著)の中でエンゲルスは「人間は、労働によって自然を変化させ、その変化を自分の目的のために利用するが、人間による自然の変化は、人間の見込みとは『全く違った、予想もしなかった効果』を生み出すこともある、人間が自然に対して勝ち得た勝利に得意になりすぎると、『その勝利の度ごとに、自然は我々に復讐する』。この『自然の復讐』を防止するためには『我々のこれまでの生産様式と、我々の今日の社会体制全体とを完全に変革』して、人間の生産活動が自然及び社会に及ぼす遠い将来の影響まで含めた規制を実現することが必要である』」。
 130年前に書かれたエンゲルスのこの言葉は現在に置かれた私達の実感ではないでしょうか。地球も壊す社会の異常。
 ここにソニーの元会長盛田昭夫氏の1992年の発言を記します。(『文芸春秋』1992年2月号)
 『日本型経営』が危ないという論文で、これでは世界に通用しない緊急の問題点を発言しています。六点を指摘しているのですが、一点を除いて私は至極当然だと思いました。
 1 労働者を働かせる時間が長すぎる
 2 企業内の分配率、つまり従業員の給与が低すぎる
 3 株主への配当が低すぎる
 4 下請け企業との関係が対等・平等でない
 5 地域社会への貢献に積極的でない
 6 環境保護や省資源対策への配慮が足りない

 ここで盛田氏が上げている問題点は、3を除けば私も納得できます。世界のソニー元会長盛田氏の見解は基本的に正しいと思います。そこまで解っていながら何故改革できないのか。盛田氏は続けます。
 「日本の現在の企業風土では、敢えてどこか一社が改革をやろうとすれば、その会社が結果的に経営危機に追い込まれてしまうような状況が存在している。・・・・日本企業の経営理念の根本的な変革は、一部の企業のみの対応で解決される問題ではなく、日本の経済・社会のシステム全体を変えていくことによって、始めて実現が可能になる」。 何らかの社会的規制が必要だということです。

 今『蟹工船』に続いて本屋さんで売り切れか、平積みされている本に不破哲三さんの『マルクスは生きている』(平凡社新書)があります。これ面白くて判り易くて楽しくて希望が持てる本です。
 その本の冒頭のはじめにと言うところに「ソ連が崩壊した時(1991年)『マルクスは死んだ。資本主義万歳!』と勝どきをあげた人たちが一部にいました。それから八年立った1999年、イギリスのBBC放送が、国内と海外の視聴者を対象に『過去千年間で、もっとも偉大な思想家は誰だと思うか』というアンケート調査をおこないました。調査の結果はカール・マルクスが圧倒的な第一位でした。第二位はアインシュタイン、第三位はニュートン、第四位はダーウィンと、三人の自然科学者がそれに続き、資本主義をほめたたえた思想家は一人も上位には現れませんでした。そして今です。さらに十年たった2009年、貧困と格差、金融と経済の危機など、体制の根底をゆるがす暴風が資本主義の世界で荒れ狂っています。日本でも世界でも、『資本主義の限界』が実感され、『この世界の前途をどう見るのか。マルクスの意見を聞きたい』という声が広がっています」と書かれています。

 わたし達日本人、狭い視や、思い込みでない世界を知らないといけないのではないのかとつくづく思うのです。

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