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2010年1月21日 (木)

音楽家にとって、暗譜は必要か? 新聞赤旗の新年号、志位委員長とピアニストの対談記事を読んで・・・ 

 この記事全体から読み取れることは、暗譜の呪縛から音楽家が逃れる事が出来たと言う暗譜に否定的主張だったと私は受け取りました。

 ショパンは当時、譜面を見ない演奏者に厳しく怒ったとも、書かれています。

 譜面に忠実に演奏することの大切さを、紙上のピアニストは言っているのですが、その後には、演奏者の演奏上の想いの表現にも触れています。

 私は、音楽を専門とし、職業にしてきた人間として、一言いいたいのです。

 まず、譜面に、一体どれだけの内容が表記されているのかに私は疑問を持つのです。

 譜面に記せることには、自ずと限界があります。
 音を、文字で、或いは表記で表すのです。
 p(ピアノ・弱く)、f(フォルテ・強く)、もっと細かい表記法も当然ありますが、しょせん音ではない、文字表記です。

 例えば♪=60と表記された音符は、そのスペース上に記された音楽の演奏速度を表します。

 でも、ヨーロッパのクラシック音楽でも、作曲された当時の作曲家の指定した、テンポとは違う、より速くなったカウントで演奏されているのが現実です。

 私は、社会生活の時間的速度の速まりによって、例えば、日本では、東京から大阪へ仕事に行くのに、以前は 泊りがけでなくては出来なかったのに、今では日帰りで充分出来ます。
 日本からヨーロッパの都市に行くにも、何十日もかけずに今では行けます。
 
 その、世界的・社会的・時代的時間の流れの速さは、当然音楽表現にも現われてきて当然です。

 暗譜と言うことが、音楽家を苦しめてきた一つにあげられるかも知れません。
 同時に、赤旗紙上で言うように、譜面に忠実な演奏が、ショパンを例に出しても、何故本当に大事なのかは、この記事では伝わりません。疑問です。

 譜面に忠実な演奏の大切さの中身が何も無いのです。
 何故ならば、譜面に、その作曲者の表現したい音楽の中身が、何処まで完璧に表されているのかの、その検証が何も無く、ただ、このピアニスト氏の意見を、何となく対談にしているからです。

 音楽を作るときに、当然、作曲者は時々に記録を留めます。
 完成した時点でも、記録を留め、演奏者に当然伝えるでしょう。

 それが、譜面です。
 それが、譜面の価値の全てです。

 その音楽の、全体の姿・形を表記しただけものでしかありません。

 それを、ただ暗記しても大した意味はあり得ませんし、たとえ暗記しなくても大した意味はあり得ません。

 志位さんが、昔ピアノを位習っていた時のことで、印象に残っている言葉が在ります。

「カチャ・カチャと、カメラのように、譜面を記憶した」と言う言葉です。

 この方法、間違っていると私は思います。
 覚えてしまうほど、練習する事が大切なのです。志位さんが教えを受けたピアノの先生は、ちょっと、本質を教えなかったのかも・・・知れません。 

 

 

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